2026年7月28日、午後4時27分。熊本を、震度7の地震が襲いました。その報せを受けて、私たちチョイスジャパンは、少しでも早く水を届けようと、下関を出発しました。
気象庁によると、今回の地震は「令和8年熊本地震」。マグニチュードは7.1、宇城市と氷川町で最大震度7を観測しました。その後も、余震は続いています。
向かった先は、宇城市小川町と氷川町。元サッカー日本代表・巻誠一郎さんの地元であり、震源に近い地域です。巻さんとは、日ごろからさまざまな場面でご一緒させていただいてきました。そして益城の地震、人吉の水害のたびに、私たちは何度も、巻さんとともに物資を運んできました。

被災地は、地元を知り尽くした人の先導がなければ、うかつに動けない場所です。道路は隆起し、陥没し、通れない場所がいくつもありました。高速道路にも段差ができています。どの避難所に、何が、どれだけ足りないのか ― それは、毎日現地を回っている人にしか分かりません。だからこそ、今回も巻さんの先導のもとで動きました。現地では、巻さんにご紹介いただいた災害NGO結の前原さんとも合流し、拠点づくりからご一緒しました。

運んだのは、シリカシリカのお水 ― 500mlで約7,000本(300ケース)。あわせて、すぐに食べられるラーメンやドライフルーツも届けました。水は、暮らしのいちばん近くにあるもの。だからこそ、私たちはまず、水を運びたいと思いました。

現地で、忘れられない光景がありました。トラックから水を手おろししていると、被災された方や、市の職員の方が、いつのまにか一緒に運んでくださっていたのです。いちばん大変なはずの方たちが、こちらに手を貸してくださる。
「ありがとうね、ありがとうね。本当に助かるわ」
「気を付けて帰ってね」
そんな言葉をかけていただくたびに、胸が熱くなりました。支援にうかがったはずの私たちのほうが、あたたかいものをいただいて帰ってきたように思います。

避難所に届いた水の箱を見て、少しだけ、ほっとしました。避難所で必要なものは、朝と夜でも変わっていきます。だからこそ巻さんは、その時々に本当に必要な分を、必要な場所へ届けられるように動いています。私たちも、その連携の中で動きました。
巻さんは今回、必要なときに必要な分を届けるための「災害支援寄付金」の受付を始めています。支援の形をお考えの方は、巻誠一郎さんの発信をご覧ください。
宇城市・氷川町では、多くの方が家を失い、先の見えない日々が続いています。
かつての益城で、人吉で、そして今回も。熊本のみなさんが、一日でも早く、いつもの暮らしに戻れますように。
大それたことはできません。それでも、商品づくりや販売を通じて出会えたご縁を、できるかたちで地域へお返ししていけたら ― 私たちチョイスジャパンは、その取り組みを「しあわせ活動」と呼び、これからも静かに続けていきます。