保護猫の活動をお手伝いするようになって、ずっと行ってみたかった場所がありました。下関市動物愛護管理センターです。
先日、ご縁をつないでいただき、ようやく訪ねることができました。迎えてくださったのは、センター長と、獣医師の先生。お忙しいなか、たっぷりとお話を聞かせていただきました。

チョイスジャパンには、「しあわせ活動」と呼んでいる取り組みがあります。大それたことはできませんが、できることを少しずつ。そんな気持ちで続けてきました。
そのひとつが、保護猫・保護犬活動の「縁の下の支え」です。当社の講堂を動物愛護団体アニマルエンシア様に無償でお貸しして、毎月第四日曜日に譲渡会を開いていただいています。
保護や医療は、専門の方々の領域です。私たちが担うのは、会場や広報など、会社だからこそできる部分。私たちに何かお手伝いできることはないだろうか。それを知りたくて、伺いました。
まず驚いたのは、猫たちのことでした。
この日、家族を待っていたのは10匹ほどの猫と、1匹の犬。ケージに近づくと、みんな寄ってきてくれます。手を差し出すと、たくさん撫でさせてくれました。なかにはごろんとお腹を見せてくれる子もいて、思わず「お利口さんだね」と声が出ます。
みんなマイクロチップも入れてもらって、準備は万端でした。

犬は1匹だけ。とても大人しくて、賢そうな目をした子でした。静かな部屋で、ひとりで過ごしていました。

そこにいたのは、家族と暮らす準備が、すっかりできている子たちでした。
見学のなかで、いちばん心に残ったものがあります。壁いっぱいに貼られた、「譲渡後の犬・ねこ写真展」という掲示でした。
ここから新しい家族のもとへ巣立っていった、犬や猫たちのその後の写真。くつろぐ姿、家族に抱かれた姿。そして新しい家族の方からの手紙が、一枚ずつ添えられていました。
それを見て、この場所の見え方が変わりました。
ここは、家族を待つだけの場所ではありませんでした。すでにたくさんの命が、家族とつながっていった場所でした。そしてその一つひとつを、センターの方々が大切に記録して、飾っていらっしゃいます。

あの壁を見ながら、思ったことがあります。写真の一枚一枚には、家族に迎えると決めてくださった方がいます。連れて帰って、名前を呼んで、毎日ごはんをあげて、病院にも連れて行って。あの壁は、そういう方が一人、また一人と現れた結果でした。
つまりあの壁は、勝手に増えていくものではありません。いま家族を待っている10匹と1匹にも、あの壁の続きがあってほしい。でもそれは、誰かが「うちの子にする」と決めてくださって、はじめて起こることです。
センターの方々は、一匹一匹の性格も体調も、本当によくご存じでした。この子は人が好き、この子は少し慎重。その言葉の一つひとつに、日々の向き合い方が表れていました。そうやって大切に見てもらいながら、この子たちは待っています。
待っている間も、この子たちの時間は流れています。

正直に書きます。この日の時点で、私たちに何ができるのかは、まだ決まっていません。すべての命を受け入れることはできませんし、専門の現場に踏み込むこともしません。
それでも、毎月の譲渡会や、こうしてお伝えする場所など、会社だからこそ担えることはあるはずです。センター長にも、あらためてご相談させていただくお約束をしました。
まずは、この日に出会った子たちのことを、一人でも多くの方に知っていただくことから。この記事が、その最初の一歩です。
快く迎えてくださったセンター長、獣医師の先生、そしてご縁をつないでくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。あの日撫でさせてくれた子たちの、少し得意げな顔が忘れられません。あの子たちが、誰かの「うちの子」になる日が、一日でも早く来ますように。
チョイスジャパンは、これからも「実のあるしあわせ活動」を、地域とともに一つずつ積み重ねてまいります。
下関市動物愛護管理センターでは、家族を待っている犬・猫の里親を募集しています。ご関心のある方は、ぜひ一度ご覧ください。譲渡会や譲渡前講習会も開催されています。
猫の飼い主募集一覧(下関市) / 犬の飼い主募集一覧(下関市)
最新の様子は、下関市動物愛護推進員のInstagram(@shimonosekishi1122)でも発信されています。
今後の活動につきましても、本サイトの NEWS・ブログにてご報告いたします。最後までお読みいただき、ありがとうございました。